FXノウハウ

【初心者向け】海外FXの税金を計算する方法!上手な節税方法も解説!

今回は、「海外FXの税金を計算する方法」「国内FXとの比較」「節税方法」を解説します。

海外FXは、ハイレバレッジでとても稼ぎやすいですが、税金の計算方法や支払い方法が複雑です。

海外FX特有の税金の処理方法を知らないと、国内FXと比べて無駄に税金を払っていたり、いつの間にか脱税扱いで税務署から声がかかるなんてことも…

そのため今回は、海外FXの税金を安くする方法や支払い方法を実例を用いて解説します。

本記事を読めば、税金を最小限に抑える方法、支払いの流れがわかるようになるので、ぜひ参考にして下さいね。

1.まず確認!海外FXの税金制度まとめ

まず確認!海外FXの税金制度まとめ

ここでは、海外FXと国内FXの違いについてまとめます。

国内FXと海外FXでは、稼いだ額は同じでも収める税金が異なるケースが多いため、何がどのように違うのかを理解しておく必要があります。

これを知っておくと、結局いくらの稼ぎまでなら海外FXの方がお得なのかが分かりますよ。

1-1.海外FXは総合課税

海外FXで得た利益は、全て総合課税の扱いになります。

総合課税は、あらゆる所得と合わせて税金を計算する制度です。

例えば、次の例の場合、税金は「240万円」に対して計算します。

  • 会社で働いて得た給料が200万
  • 海外FXで出た利益が40万

また、海外FXは「累進課税」(稼ぎが増えれば増えるほど税金も高くなる)です。

頑張るほどお金を失いやすい制度であることから一般的にはデメリットと言われています。

しかし、反対に考えると稼ぎが少ない場合は国内FXよりも有利であるため、どの程度の利益であれば海外FXの方が有利であるかを知っておくと良いでしょう。

国内FXは申告分離課税

国内FXは、申告分離課税の制度を導入しています。

(得た利益と他の方法で得た利益を別に考えて、それぞれ税金を計算するシステム)

次の例の場合、FXにかかる税金は「200万円」に対して計算します。

  • 会社で働いて得た給料が250万
  • 国内FXで出た利益が200万

このため、海外FXと違って他の収益との兼ね合いを考える必要はありません。

1-2.海外FXは損益通算ができない

海外FXは、前年の損を今年の利益からマイナスする損益通算ができないというデメリットがあります。

昨年に損したとしても、今年の税金が有利になることはありません。

ただし、あまりマイナスに考える必要はないでしょう。

損益通算によって今年の確定申告が有利になったということは、前年に大損したことを意味します。

かなり無茶なトレードをした証です。

本来は損しても問題ない範囲の資金でFXをするべきなので、普通にトレードしていたら損益通算が必要となるケースは少ないでしょう。

国内FXは損益通算が可能

国内FXは損益通算が可能です。

これは、過去3年までにFXで損した額を今年の稼ぎから引くことで節税できる制度です。

例えば、次の例の場合は今年の稼ぎが0という扱いとなり、節税ができます。

  • 今年は100万円の稼ぎ
  • 前年に100万円のマイナスを出した

1-3.431万円までなら海外FXの方がお得!?

海外FXは累進課税なので稼げば稼ぐほど税金面で不利です。

しかし、少額の稼ぎなら国内FXよりも有利であり、その境目が431万円と言われています。

国内FXの場合は、一律で20%(2037年までは復興特別所得税として0.315%追加)なので、431万円万円稼いだ時の税金は431万×20.315%=87万5,576円です。

しかし、海外FXの場合は85万2,949円の納税で済むので、わずかに安いのがわかります。

2.実例で解説!海外FXの税金を計算する方法

実例で解説!海外FXの税金を計算する方法

海外FXの税金計算方法を事例付きで紹介します。

税金計算はただでさえややこしい上、海外FX特有の計算方法を用いるので少し苦労するかもしれません。

ミスをしてしまうと脱税扱いになる危険があります。

そのため、正しい計算方法を知っておくことが必要です。

海外FXの税金計算の仕方は、以下の3つのステップで行うことができます。

一度計算のやり方を知ってしまえば、今後はかなり楽になるのでぜひ参考にして下さい。

ステップ1.給与やFXの利益を全て合算する

海外FXは総合課税なので、同じ総合課税の収益を全て合計しましょう。

給与所得(会社員として得たお金)などが代表的です。

今回は、会社員として300万円、海外FXで200万円得たと仮定し、合計500万円の年収とします。

ステップ2.FXに必要だった経費を差し引く

次に、500万円から必要経費を引きましょう。

必要経費には次のようなものが挙げられます。

・セミナー代
・書籍代
・PCなどの取引用の機器
・家賃
・光熱費
など

ここでは必要経費が50万円だったとして500万−50万円=450万円としましょう。

ステップ3.総合課税の税率で計算する

そして、次の手順で税金を計算します。

①(合計額-経費)×(該当するパーセンテージ-10%)-控除額

②復興支援特別税の計算 ①×2.1%

③住民税の計算 (合計額-経費)×10%

④ ①〜③の合計したものが納税額

①の(合計額-経費)は(ステップ2)により450万円と仮定しました。

(該当するパーセンテージ-10%)は下の図に照らし合わせると、450万円の税率は30%であることがわかり、そこから10%引くので、20%です。

そこから控除額(42万7,500円)を引くので、①=450万×20%-42万7,500=47万2,500円となります。

所得 税率 控除額
195万以下 15% 0円
195万超~330万以下 20% 9万7,500円
330万超~695万以下 30% 42万7,500円
695万超~900万以下 33% 6万6,000円
900万超~1,800万以下 43% 153万6,000円
1,800万超~4,000万以下 50% 279万6,000円
4,000万超 55% 479万6,000円

次に②は、①×2,1%なので47万2,500円×2,1%=9922円です。

③は(合計額-経費)×10%なので、450万円×10%=45万円とわかります。

最後に④で①~➂のすべてを合計するので、47万2,500円+9922円+45万円=932422円が納税額です。

3.要チェック!海外FXで節税するためのポイント

要チェック!海外FXで節税するためのポイント

海外FXもそうですが、基本的に所得税はかなり高額ですよね。

しかし、払わないわけにはいきません。

実は、海外FXで税金を安くするには様々な方法があるので積極的に取り入れましょう。

上手くいけば十万円単位で安くなる可能性があるので、ぜひ知っておきたい項目です。

3-1.経費を上手く利用する

経費として挙げられるものは積極的に利用しましょう。

経費として計上するとその分所得が下がり、納める税金が安くなります。

挙げられるものは次の通りです。

・セミナー代
・書籍代
・PCなどの取引用の機器
・家賃
・光熱費
・FX関連の会費や食費
など

比較的範囲が広いように思えますが、どれもトレードに関係している必要があることに注意して下さい。

特に家賃や光熱費や通信費は按分と言って、FXに何%使ったのかを計算しなければなりません。

厄介なのは、計算方法が確立されていないことです。

このため、自己申告する必要がありますが、どれも、4割程度計上できると言われています。

ご自身の使用状況と相談して適切な数字を出しましょう。

根拠があるのなら4割以上献上しても構いません。

3-2.所得控除と内部通算で節税する

経費だけでなく、所得控除や内部通算で節税することもできます。

基礎控除に加えて寄付金控除、雑損控除など様々なものがあり、かなり額が変わってくるので、かなり節税に繋がるでしょう。

多くの種類があるのですが、よく使われるものをピックアップします。

基礎控除

基礎控除は、皆共通して38万円の控除を受けることができる制度です。

インターネットで出す場合は最初から記入されていますが、紙媒体で確定申告する場合は必ず記入しましょう。

記入漏れの場合、基礎控除が適用されないという話があります。

雑損控除

雑損控除は盗難・災害など予期せぬ事件で失われた分を調整する控除です。

計算方法は次の2パターンがあり、金額が大きいほうを適用します。

  • (差引損失額)-(総所得金額等)×10%
  • (差引損失額のうち災害関連支出の金額)-5万円

「差引損失額」の計算方法は、「被害額」+「災害関連支出(避難後の衣服、食事代など)」-「受け取り保険金」です。

医療費控除

医療費控除は、本人及び配偶者や親族のために支払った医療費を所得からマイナスできる控除です。

実際に控除できる額は「医療費の合計額」-「受け取り保険金」-「10万円」or「所得金額が200万円未満の人の総所得金額の5%」になります。

一見難しいようですが、一つ一つ確認すれば簡単な計算であることがわかると思います。

社会保険料控除

社会保険料控除は、社会保険や国民健康保険などの保険料や国民年金・厚生年金などの支払いに関する控除です。

自身だけでなく、家族の分の支払いも控除の対象となります。

他の控除と違い全額をマイナスできるのが大きな特徴です。

内部通算

内部通算とは、海外FXで出た利益と、それ以外の所得(海外FXと同様に総合課税の分野のみ可能)を合わせることです。

例えば、海外FXで300万円の利益を出している人がアフィリエイトや不動産投資などで100万円のマイナスを出している場合、海外FXで得た利益と合わせることで200万円に所得を減らすことができます。

他の分野で損している場合、必ず記入しておきましょう。

4.税金を払わずに放置したらどうなる?

税金を払わずに放置したらどうなる?

結論から言うと、税金を払わずに放置することはおすすめしません。

知らない間に脱税がばれるリスクがあり、ばれた場合は通常よりも高い税金の支払いが求められます。

もし、バレてしまった時にどのくらい追加で支払いをしなければならないのか?など最悪のケースについて見ていきましょう。

4-1.追加課税がかかる

税金の未払いが発覚すると、追加課税がかかります。

本来の額に加えて、更に40%もの負担を課せられるケースがあるので、注意しましょう。

もちろん、40%もの追加課税が求められるのは、税務署が納税者に対して意図的に脱税していると判断した場合などに限られます。

しかし、仮に故意ではなくても15%〜20%程度の追加課税が課されるでしょう。

4-2.悪質な場合は逮捕される

あまりに悪質な場合には逮捕されることがあります。

意図的に虚偽報告したと認識されているのはもちろん、数千万円単位の額を脱税しており、それを何年か繰り返しているなどのケースです。

実際に懲役刑を受けた事例があるので、くれぐれも脱税はしないようにして下さい。

5.税金の正しい支払い方【確定申告】

税金の正しい支払い方【確定申告】

税金の正しい支払い方を学びましょう。

特に、会社員の方は会社の税理士がほとんど支払いを済ませてくれることが多いので、流れだけでも知っておくのがおすすめです。

先に挙げたようにたとえ意図的でなくとも、納税ミスで追加課税されてしまう可能性があるので、ぜひここで覚えておきましょう。

5-1.確定申告書を作成する

税金を支払うためには、各地の税務署で確定申告書類を貰い、期限(大抵3月15日)までに提出します。

近年では、インターネットから提出することもできますが、税務署で登録が求められるので、1度は足を運ぶことになるでしょう。

この場合、2019年4月現在まだ環境が整備されていないので、ブラウザは主流ではないIEを使うことが求められることに注意して下さい。

5-2.海外FXの利益及び総合課税の対象となる収入を入力

海外FXの利益とその他の総合課税の対象となる収入を記載しましょう。

まず、会社員として得たお金は「給与所得」の欄に記入して下さい。

海外FXや、アフィリエイト収入などは、「雑所得」の「その他」欄に記入しましょう。

海外FXの利益及び総合課税の対象となる収入を入力

海外FX所得のするときは、「種目」を「証拠金取引」に設定し、「名称」にご利用のFX会社、「場所」にご利用のFX会社の住所を入力して下さい。

収入と経費も忘れないようにしましょう。

海外FXの利益及び総合課税の対象となる収入を入力

次に、該当する控除を選択し、額を入力して下さい。

海外FXの利益及び総合課税の対象となる収入を入力

完成したら、後は提出するだけです。

6.【Q&A】海外FXの税金について気になる疑問を全て解決!

海外FXの税金について気になる疑問を全て解決!

おさらいも兼ねて海外FXの税金に関する疑問をまとめました。

これまでで得た知識の再確認をしてみましょう。

Q1.海外FXと国内FXの税金の区分は異なりますか

A.異なります。

海外FXは総合課税、国内FXは申告分離課税です。

Q2.海外FXは税金が高いですか

A.稼ぎ過ぎると高いです。

累進課税なので、稼いだ額が大きいほど納めるべき税金が多くなります。

Q3.海外FXで年をまたいだ損益通算はできますか

A.できません

Q4.海外FXは国内FXよりも税金が高いですか

A.稼いだ額次第で変わります。

所得が330万円を超えない範囲であれば海外FXの方が安いです。

Q5.確定申告をしない場合、国税局にばれますか

A.基本的にバレると考えましょう。

7.まとめ

今回は、海外FXの税金の計算と節税方法、海外FXと国内FXの違いと、どちらを選ぶのかについての基準、確定申告の流れについて解説しました。

海外FXは431万円を下回るならお得です。

これを機に海外FXで稼いでみてはいかがでしょうか

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